コーヒーのこととか、コーヒー以外のこととか。

extraction

コーヒー器具の最適予算分配。

はじめまして、都内でバリスタをしているレンです。

来客数が穏やかな店で働いているもので、自然と雑談が多くなります。

その中でよく出る話題がおすすめの豆やお店、好きな道具の話。バリスタ同士だから話せることやあるあるで盛り上がりやすいテーマです。話したいけどあんまり共通点がない人と話すのに無難なトークテーマなのです。

また、ここに見に来てくれた方々も色々気になる器具やバリスタがどうやって自分用の器具を選んでいるか興味があるんじゃないでしょうか。

・最近コーヒー淹れ始めたけど、器具の選び方を知りたい。
・プロってどんな道具使ってるんだろう?
・話題の器具が知りたい

今回はこんな悩みに答えるように書いていこう思います。

ただ器具を紹介するだけでなく、今回は予算配分のおすすめの方法を解説しますので、ご自身の場合に当てはめて考えると良いと思います。

ご参考までにセット例もご紹介します。予算別に梅セット、松セットと称してご提案していきます。多分知らない器具もあると思うので是非最後までお付き合いいただければと思います。

グラインダー

料理でいうところの包丁みたいなものです。
これがないと始まりません。とはいえカット野菜とスライス肉を買ってくれば料理ができるように、お店で挽いてもらえばコーヒーの抽出自体はできます。
でもやっぱり挽いてあると香りのボリュームは落ちますし、表現の幅も下がります。

なので基本的にはここに予算内の大半を使うことをお勧めします。
いい豆とそれなりのグラインダー、そして淹れ手の技量があれば美味しいコーヒーができます。あ、スケールも欲しい。 

ぶっちゃけドリッパーなんてダイソーでどうにかなります。
グラインダーは同じ金額であれば手回しの方が味がよいですが、固い浅煎りを挽くのは少し大変です。

梅セット(1万円コース)

timemore c2(8000円)
4年?ほど前から人気のタイムモアシリーズ。今は似たような製品が増えましたが、この価格でこの作りと味の良さは本当に衝撃的でした。テイストだけなら松セットのよりいいかも。

ハンドグラインダーということで躊躇する方もいるでしょう。でも刃の切れ味がいいので、成人男性なら2杯分をドリップ用に挽くくらいなら大丈夫。女性でも1杯くらいなら普通に使えると思います。
実際僕の彼女もやってます。

エスプレッソ用に挽くのは筋トレ。

松セット(3万円コース)

wilfa svart aroma(2万円半)

こちらも人気の電動グラインダー。浅煎りの本場、北欧メーカーが作っている電動グラインダーです。
この値段だとモーターが浅煎りの固さに負けることが多いですが、この子なら細挽きでも大丈夫。

刃が回るスピードがゆっくりなのでうるさくないですし、香りも飛びづらく設計されております。

ドリッパー

どうにかなるといった手前、なんとも言えなくなりました。

自分の注ぎで味を変えるという手間を趣味的に楽しめる方は、ハリオV60やフラワードリッパーなどの抜けが早いものがおすすめ。その分安定感はなくなります。

一方で安定して作るのが重要という方は逆に抜けが遅いドリッパーを使うことをおすすめします。 定番のカリタ ウェーブ やハリオ無限などが比較的入手しやすいでしょう。

梅/松セット共通

ハリオv60(400円くらい)

ど定番中のど定番です。 お店でもよく使われていますし 趣味の方もよく使います。 形状の特徴ゆえ味が安定しづらいですが、非常に自由度が高いドリッパー なので使っていく甲斐があると思います。 材質はプラスチックが外気温の影響を一番受けづらくておすすめです。安いですし。

カリタウェーブ(2000円くらい)

底が平らになっていてお湯が1回 溜まりやすいようになっているので注ぎがぶれても味が安定しやすいドリッパーです。 自由度よりも安定感を求めたい方におすすめのドリッパーです。 

この先、様々な器具をご紹介していきますが、性能も近そうで値段も大して変わらない場合、ユーザーが多そうな器具を使うのがおすすめです。というのも使い方のコツやレシピが出回っているのでとっかかりにしやすいからです。

サーバー

いわゆる コーヒーサーバーです。

お気に入りのキントーのサーバー。5代目

これがなくてもカップに直接ドリップすればコーヒーは作れます。
なので…いらないと言えばいらないですが、やっぱりコーヒーをサーバーに落とすというのはなかなか絵になるものです。 そういった雰囲気まで楽しみたい方は是非買うことをおすすめします。 

また粉をひいて水と一緒に8時間か10時間ほど放置すればコールドブリューも作れます。専用の機械とかなくても大丈夫。
あと僕はよく食事の時のウォーターサーバーとして食卓においてます。

そんなに高くないですし、ぜひ。

梅/松セット共通

KINTO コーヒーサーバー2cups(1000円くらい)

個人的に大好きなサーバー。オールガラス製で清潔。そしてスタイリッシュさと丸い可愛らしさがあります。
一人暮らしの人とかなら十分なサイズ。コールドブリューもこれで作ったりします。

スケール

コーヒーの粉の量を測る。注ぐお湯の量を測る。
今日の浅煎りの界隈では測るところからスタートします。なのでスケールを買いましょう。

0.1g単位で測れるスケールがおすすめ。同時に時間も測れるものだと良いですが、ご予算やデザイン的に好きなのがあればスマホでもどうにかなります。

0.1g単位で測れるのに加え、反応速度が速いものを選ぶとストレスフリーです。反応速度が遅いと、お湯を注いでも後から後から表示がされるので結構ストレス。

梅セット

amazonスケール

コーヒー系の会社がだしているものではありませんが、普通に使えます。いいものを狙って使わずにやるよりも、とりあえず測りながらやることをはじめるのが大事。

料理にも便利です。

松セット

timemore 7000円くらい

グラインダーでもご紹介したこちらの会社のスケール。反応速度が早く、使っていて不自由を感じません。あと1秒間に注いでいる湯量を測ってくれるのも嬉しいところ。
注ぎの安定性を視覚化できます。

ケトル 

これも本当は色々解説したいんです。でもこれを始めると色々やらなくてはいけないので今回は泣く泣く端折ります。

重要なのは注ぐときの安定性です。あとは温度調整の機能がついているものなどを余裕があれば使うとストレスフリーです。

梅/松セット共通

ハリオ エアケトル

3万も出してプラスチックのケトルかよ、という言葉が飛んできそうです。今回はテイストに全振りしたセットを組んでいるので、予算の大半をグラインダーとスケールに突っ込んでいます。

高級感がある見た目とは言えませんが、意外と馬鹿にできない製品です。使ったことがありますが、非常に注ぎやすいですし、先に軽く余熱すれば温度もドリップ中くらいは大幅には下がりません。

本格的にはまってから高級感あるケトルを買うのでも十分だと思います。それに、そうなったら外泊の時もコーヒーが欲しくなるのでこれを持っていくといいです。壊れずらいですし。

梅セットまとめ

梅セットをまとめました。

・グラインダー タイムモアC2 
・ドリッパー ハリオV60/カリタウェーブ
・スケール アマゾンスケール
・ケトル ハリオ エアケトル
・サーバー KINTO 

合計11000円くらい。

松セットまとめ

・グラインダー wilfa svart aroma 25000円くらい
・ドリッパー ハリオV60/カリタウェーブ
・スケール タイムモアスケール 7000円くらい
・ケトル ハリオ エアケトル
・サーバー kinto

合計35000円くらい?

まとめ

今回はコーヒーの抽出を始めるのに必要な一式セットをご案内してきました。
基本的には味に全振りしてて、見た目の可愛さとかはさほど重要視していません。

自分の好みに合わせて選んでいくのがいいと思うので、予算が近いセットを自分流に変えていくのが楽しいんじゃないかなと。

そういう時間もとても楽しいものですよね
最後まで読んで頂いてありがとうございました。違う記事でお会いしましょう。

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